
令和2年12月18日
横浜市立寺尾小学校
てらぴよ育て隊
学校・地域コーディネーター
開校65周年にふりかえる『ふるさと寺尾』~地域の皆さんのお話~
今年は寺尾小学校開校65周年です。「開校記念集会」ではふるさと委員会の児童がクイズなどで盛り上げてくれて学校も喜んだことと思います。また寺尾小学校を長い間支えてきてくれた地域の皆さんの代表として学校自慢のふるさと資料室、歴代の運営委員長の皆さんへ感謝状をお渡ししました。思い出などを話していただき、皆さんが寺尾小学校の子どもたちのために一生懸命考え行動してきてくれたことがよくわかりました。これからもその思いを引き継いでいきたいですね。
そして「図書館ボランティアさん感謝の会」では、長い間図書ボラさんとして読み聞かせを続けてくださっている中村さんに感謝状をお渡しし、図書委員会の児童が中心となって感謝の気持ちを伝えました。朝の読み聞かせは寺尾小学校の伝統になっています。これからも子どもたちのために本のすばらしさを伝え続けてください。

堀井さん、今野さん、出口さん、中村さん、ありがとうござい ました。引き続き寺尾小学校の応援よろしくお願いいたします。
第1代ふるさと資料室委員長 堀井 清さん
私は「ふるさと寺尾」を知ってもらうためにどんなことができるかを、たくさんの皆さんと考えてきました。資料室の見学や地域の歴史散歩、講演会や昔遊びなど楽しみながら寺尾を学習してもらえるようなイベントをしてきました。茶つみ茶もみ、米作り体験、茶室の開室、トリムコースの改修作業などもその一つです。みなさんがいつまでも「ふるさと寺尾」を大切にして、寺尾小学校をますますすばらしい学校にしていってくれることを祈ってやみません。
第2代 今野 光夫さん タカ子さん(奥様)
亡き主人は子どもたちのために一生懸命でした。脱穀機があるということで稲を秋田の本庄市から送ってもらい、学校で育て一緒に食べたり、そしてその藁(わら)で作る草履(ぞうり)、しめ縄の作り方を楽しく指導している様子を写真で見せてもらいました。お茶の葉を摘んでいれたお茶を喜んでおかわりしていた様子も教えてくれました。いろいろ楽しい思い出を味わうことができ、本当にありがとうございました。
第3代 出口 武さん
学校に入り始めて40年という年月が経ちました。「小鳥が丘に子どもたちが遊べるような施設を作ったらいいんじゃないか」と今野さんと考え、お金がなかったので、会社で使わなくなったブラジルからの運搬資材を利用して作ったのでした。お金があってやるのは簡単ですが、無いでやるのは本当に困ったものです。でもそれをやり遂げたことは、私自身世の中に出てものすごく自信になったことでした。「物事に動じない、どんなことがあっても俺はくじけないよ。」という力を、小鳥が丘づくりに教えてもらったようなものなのです。今後皆さんの活躍で寺尾小学校を盛り上げていってもらいたいと思います。
書館ボランティア 中村 順子さん
「もっと使いやすく居心地の良い図書室を作りましょう。」16年前図書館ボランティアを募集し、みんなで“図書室の大改造”を行いました。ゴロゴロできるスペース、楽しい飾りつけ、背の低い本棚に並び替え今のような図書室に生まれ変わったのです。読み聞かせをしていてときどきハッとする瞬間がやってきます。はじめはザワザワしていたクラスがあるところで「しーん」と静まりかえるそんな瞬間です。それは皆さんがお話の世界に入り込んで心が一つになった素敵なしるしで、これからもたくさん味わってみたいと思っています。
図書室にはたくさんの本が並んでいます。どうか気軽に遊びに行ってみてください。好きな本が見つかって、お話が皆さんの力になることを願っています。


誰もが【てらぴよ育て隊サポーターズ】!!
~ ミシンサポーターが活躍 / 学援隊連絡会が開催されました ~
6年生のナップザック(orトートバッグ)に続き、5年生はランチョンマットのミシンサポートがありました。子どもたちと一緒に部品の名称、糸かけ糸通しなど先生の話を聞き、基本的な作業からのスタートでした。
当初サポートの申込は少なめでしたが、参加日を増やしてくれたり、お知り合いを誘ってくれたりと人数が増えていきました。結果的に一回につき4~7人のサポーターさんが出席してくれました。サポートと同時によく励ましていただき、子どもたちの自信につながったと思います。授業後は子どもたちの上達を喜び合い、家庭科の鈴木先生に質問をしながらなごやかな交流がありました。「学校まで歩いてくることでハリがでます!」というお声も。保護者の皆さま、地域の皆さま、ありがとうございました。いろいろなサポートの場でまたお会いしましょう!

12月2日学援隊連絡会が行われました。学援隊が発足して約15年、子どもたちの安全を支え続けてくださる皆さまの活動場所や時間帯・各備品などの再確認、子どもたちの登下校の様子などを教えていただきました。
学援隊さんからの声
🎤今回の連絡会で、学校が責任を持ってやってくれていることがわかって良かった。活動中はボランティア保険が適用になるということを聞いて安心した。今後引き継いでくれる若い人にも誘いの声がかけやすい。
🎤 緑のジャケットを着ていると、子どもたちがあいさつしてくれてうれしい。
🎤 登校時はできているが、下校時は自由になり車道まではみ出て歩いている。またブレイブボードやキックボードを道路で使用しているのは大変危険に思う。
🎤 道路に書かれた標識が薄くなってしまった場合、どこに伝えたらいいですか?
➡(学校より)スクールゾーン協議会で報告するので、気づいたときは学校にお知らせください。
🎤 児童を車で迎えにくる場合、下校の妨げにならない待機場所を決められませんか?
➡(学校より)場所を指定することはできませんが、なるべく正門は避けていただいて、学校近隣の方に迷惑のかからない場所を各家庭でお子さんと話し合ってもらいたいです。


・サポーター(ボランティア)に参加したい
・伝統行事に詳しい人や、知り合いを紹介したい
・サポートについての質問
・……などなど他にもご自由に♪
( 電話の場合は寺尾小学校へ 📞045-581-7084 )

在校生保護者以外の方(地域の方・児童のご親族・卒業生保護者)には『マチコミ』の登録方法やボランティア保険の連絡をさせていただきます
編集後記
今回は開校65周年特集として、長い間寺尾小を支えてくださった方々を紹介しました。しかしこれはほんの一部であって、これまでの歩みを振り返ると多くの方々のお力でここまで成長してきたことがよくわかります。開校当初から変わらないもの……学校・保護者・地域連携の『絆』が強いこと。これは今も受け継がれていると思います。先人の方々への感謝と誇りを胸に、寺尾小学校の発展につながるよう皆さまと協力していきたいです。
(学校・地域コーディネーター 松本・大貫・小野)